津軽の響き　3/15

3月13日の夜、ひし伊閉店後に、店内にて、とある催しが行われました。

津軽三味線の演奏会です。

演奏してくれたのは茶房ひし伊のスタッフの1人、境谷睦(さかいやむつみ)さん。

小学校5年生から三味線を習い始め、今年で10年目ということでこれはかなりの腕前！
ひし伊のお客様にお声を掛けさせていただき、15名ほどの方にお越しいただくことができました。元々「着物を着て出かける場を増やそう」という趣旨で始めた企画だったこともあり、皆様それぞれ素敵なお召し物を身に纏って足を運んでくださいました。

演奏会は「津軽民謡メドレー」に始まり、「津軽じょんから節」や睦さんが作ったオリジナル曲、そして「ソーラン節」という強力ラインナップ！私は津軽三味線の演奏を目の前で拝聴するのは初めてだったのですが、力強さと繊細さとを合わせもった津軽三味線の音色にしばし聴き惚れてしまいました。

途中お食事休憩をはさみ、のべ2時間を越えた会は、和気藹々とした雰囲気の中進み、皆様お話にも花が咲いたようで、今回の催しは大成功だったように思います。生憎の雨模様の中お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

ナナカマド　10/15

ご無沙汰いたしまして。

函館の短い夏が慌ただしく去って、
雨がつづき、カラリと晴れて、雷が鳴って、
虹が出て、曇ったり、また晴れたり、突然どしゃ降りしたり。

秋の天はお忙しうございます。

・・・・・と、他人ごとではないわたしたちも
あっという間に十月ではありませんか。
今年は震災の大きな動揺のために、
時間の経過には複雑な感がありますね。

お天気も世の中も不安定ななか、
この街にもずいぶんとお客様が来ていただいて、
ほんとうにありがたいことです。

さて函館は、

街の葉っぱもだんだん赤くなってきましたし、
並木道のナナカマドもいまが季節と真っ赤です。
函館は昔から、大火が多かったことから、
燃えにくい樹木として、
ナナカマドが多く採用されているといいます。

かわいらしい赤い実をたくさんつけたナナカマド、
秋の曇り空にも、スッキリした青い空にも似合います。

お天気に恵まれずキラキラの夜景に
お目にかかれなかったお客様も、
並木の坂道散歩、もオツですね。

わたしたちひし伊でも、
温かいお飲み物をご用意して、お待ちしています。